🆘 子育て家庭の防災・避難準備リスト
0〜6歳のお子さんがいる家庭の地震・台風・水害・停電への備え。内閣府防災情報・東京都防災などの公的情報をもとに整理
⚠️ はじめに(必ずお読みください)
- 本ページは標準的な備えの目安です。家族構成・住環境・地域のハザード(地震/津波/水害/土砂災害/火山)によって優先度は変わります
- 避難所での発熱・けが・持病の悪化などは、必ず救護所・医療機関の指示に従ってください。本ページは医療的な手当てを案内するものではありません
- 最新情報は 内閣府防災情報 /お住まいの自治体ハザードマップを必ず確認してください
📌 まず家族で決める3つのこと
- ① 自宅の災害リスク: ハザードマップで地震の揺れやすさ・浸水深・土砂災害警戒区域・津波到達想定を把握
- ② 避難所・避難経路: 自治体指定の避難所と、ベビーカーや抱っこひもで通れる経路を実際に歩いて確認
- ③ 家族の安否確認手段: 災害用伝言ダイヤル「171」、災害用伝言板「web171」、家族のLINEグループ、遠方の親族を中継点に決めておく
🎒 持ち出しバッグ(リュック1個・発災直後に持ち出す分)
大人が抱っこやベビーカーを使う想定で、リュック1つに収まる重さにする。重さは実際に背負って子どもを連れて移動できる範囲で決め(大人で5〜10kg程度が一つの目安)、普段から玄関近くに置く
家族共通(必ず入れたい基本セット)
- 飲料水(500mLペットボトル × 人数分、できれば子供分は多め)
- モバイルバッテリー+充電ケーブル(複数機種対応)
- 懐中電灯・ヘッドライト・予備電池
- 携帯ラジオ(手回し充電・乾電池両用が便利)
- 現金(千円札・小銭多め、停電で電子決済が使えない想定)
- 通帳・印鑑・身分証のコピー(持ち出し用にはコピーでも役立ちます。手続きで原本が必要な場合もあります)
- 家族の写真(はぐれた時の捜索用、紙でプリント)
- 母子健康手帳のコピー(予防接種歴・成長記録)
- 保険資格が確認できる書類(資格確認書など)・子ども医療費助成の受給者証(名称は自治体によって「乳児医療証」「マル乳」など異なります)のコピー(マイナ保険証しかない場合はマイナポータルの資格情報画面を保存。確認方法は加入している健康保険・自治体の最新案内で確認)
- お薬手帳のコピー/常備薬
- 緊急連絡先メモ(紙)— 家族・親族・かかりつけ医・自治体窓口
- ホイッスル(瓦礫の下で位置を知らせる用)
- 軍手・タオル数枚・大きめのビニール袋・ジッパー袋
- 常温保存できる行動食(ゼリー飲料・栄養補助バー・チョコ)
- 使い捨てカイロ(冬)/冷却シート(夏)
- マスク(大人用・子供用)
- ウェットティッシュ・アルコール手指消毒・歯みがきシート
👶 年齢別の追加アイテム
下記は持ち出しバッグに追加する分。月齢が進んだら入れ替えていく
🍼 0歳の子ども向けに足すもの
- 紙おむつ 1〜2日分(新生児期は枚数多めに)
- おしりふき(厚手・大判)
- 液体ミルク(開封してそのまま飲ませられるタイプ)/キューブタイプの粉ミルク(お湯での調乳が必要)— いずれも使用方法・必要な湯量や器具は製品表示に従う
- 使い捨て哺乳瓶 or 使い捨て哺乳ライナー付き哺乳瓶
- 抱っこひも(両手を空けて移動できる。使えるかは子どもの状態・経路・製品の対象条件に合わせて判断)
- ベビーフード(パウチタイプ・スプーン付き)
- 使い捨てスプーン
- ガーゼハンカチ数枚
- おくるみ・薄手ブランケット(防寒・授乳ケープ兼用)
- 着替え多め(吐き戻し・おむつ漏れ対応)
- お気に入りのぬいぐるみ・タオル(精神的な安心材料)
🚼 1〜2歳の子ども向けに足すもの
- 紙おむつ・パンツタイプ(卒業前なら多めに)/トレーニングパンツ
- 子供用マスク(サイズの合うもの。2歳未満には使わないでください=日本小児科医会が「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険」として、呼吸の負担・窒息・熱中症のリスクを挙げています)
- 着替え 1〜2セット(上下+肌着)
- 常温保存できるおやつ(ボーロ・赤ちゃんせんべい・小袋ゼリー)
- お気に入りのおもちゃ・絵本 1〜2点(待ち時間の精神安定用)
- 子供用スプーン・フォーク
- 履き慣れた子供用スリッパまたは室内靴(避難所での足元保護)
- ストロー付きマグ/使い捨てストロー
🎒 3〜6歳の子ども向けに足すもの
- 名前・保護者の連絡先・アレルギーを書いたメモ(外から見えない防水ケースに入れて服のポケットへ。住所や血液型など、他人に見られたくない情報は入れない)
- 笛(はぐれた時・閉じ込められた時に吹く)
- 反射板付きキーホルダー・反射ベスト(夜間避難用)
- 使い慣れた子供用靴(普段履きの予備)
- 折りたたみ式 防災ヘルメット または 防災頭巾
- 子供用の防災カード(避難所の名前・連絡先・はぐれた時のルールを書いておく)
- 子供用マスク
- 絵本・お絵かき帳・色鉛筆(避難所での時間つぶし)
🏠 家庭備蓄(自宅避難・在宅避難用)
内閣府防災・東京都防災では、家庭備蓄の目安として最低3日分、できれば1週間分を推奨しています(大規模災害ではライフライン復旧に時間がかかるため)。 出典: 農林水産省「家庭備蓄ポータル」 / 内閣府防災情報 / 東京都防災ホームページ「東京防災」
💧 水の備蓄目安(1人1日3L が目安)
| 家族構成 | 3日分 | 1週間分 |
|---|---|---|
| 大人2人+0歳1人(3人) | 27L(2Lボトル14本) | 63L(2Lボトル32本) |
| 大人2人+1〜2歳1人(3人) | 27L(2Lボトル14本) | 63L(2Lボトル32本) |
| 大人2人+子供2人(4人) | 36L(2Lボトル18本) | 84L(2Lボトル42本) |
※ 人数×3L×日数で計算し、2Lボトルの本数は切り上げています(例:3人×3日=27L→14本)。ミルクの調乳や離乳食に使う水は、お使いの製品の表示・メーカーの案内に従って別途確保してください
🍚 食料の備蓄
- 主食: アルファ米/レトルトご飯/パックご飯/カップ麺/乾パン
- 主菜: レトルトカレー・シチュー/缶詰(魚・肉・スープ)
- 副菜: 野菜ジュース/フリーズドライ野菜/缶詰フルーツ
- 0歳: ベビーフード パウチ・瓶詰(普段使っているもの)/液体ミルク/キューブタイプの粉ミルク(調乳用の湯が必要)
- 幼児: 食べ慣れたおやつ/ロングライフ牛乳/ふりかけ
- ローリングストック法: 賞味期限の近いものから日常で消費し、消費した分を買い足す。乳児食はステップアップで合わなくなるため、月1回はストックを見直す
🔥 加熱・調理
- カセットコンロ + カセットボンベ(連続使用の目安は1本あたり約60分。使う器具の説明書で確認し、家族3人なら1日1本=3日で3〜4本を目安に)
- 使い捨て食器(紙皿・紙コップ・割り箸)/ラップ(皿に巻いて使い捨て化)
- アルミホイル・湯せん対応と明記された耐熱袋(製品表示どおりに使用)
🚽 トイレ
- 簡易トイレ(凝固剤+汚物袋セット。1人1日5回程度を目安に、家族の実際の使用回数 × 日数 × 人数で計算)
- 紙おむつ(普段使いのストックを多めに)
- トイレットペーパー(普段の倍程度)
- 消臭袋(防臭ポリ袋)
🧼 衛生・清潔
- ウェットティッシュ(大判・厚手)/除菌ウェット
- ドライシャンプー/清拭タオル/歯みがきシート
- 生理用品(女性家族分・3日〜1週間分)
- 使い捨てコンタクトレンズ(普段使う家族分)
- 子供用爪切り・体温計
💡 灯り・通信
- LEDランタン(部屋用)/懐中電灯・ヘッドライト(移動用)
- 乾電池(単3・単4を多めに、デバイスに合わせて)
- 携帯ラジオ(NHK・自治体FMが受信できるもの)
- モバイルバッテリー(手持ちの端末の数と、何回充電したいかに合わせて容量を選ぶ。20,000mAh級なら複数回分の目安)
- ソーラー充電器・手回し充電器(長期停電対策)
🌙 夜間に揺れたら:寝室の備え
- 寝室・玄関・子供部屋に避難靴(家族分・子供用も)を置く — ガラス破片で素足を傷つけない
- 枕元にヘッドライトとホイッスルを置く
- 寝室にはガラス棚・大型家具・落ちてくる照明を置かない
- 赤ちゃん・幼児をすぐ抱き上げられる動線を確保(ベビーベッドの位置・寝室から玄関までの障害物)
- 夫婦・パートナーが起きていない時間帯の役割分担を決めておく(誰が誰を抱える等)
🪑 家具固定・室内の備え
家具の転倒は、地震時のけがの主な原因のひとつとされています(出典: 内閣府 防災情報・減災への取組)
- ベビーベッド: 窓ガラス・高い家具の倒れる位置から離す
- テレビ: 転倒防止ベルト・耐震マットで固定
- 本棚・食器棚: L字金具で壁固定、扉に開放防止ラッチ
- 冷蔵庫: 専用ベルトで壁固定
- 電子レンジ: 耐震マット・粘着シート
- 窓ガラス: 飛散防止フィルム(特に子供部屋)
- コーナーガード: 普段の安全対策と兼用で家具角に
- 子供が遊ぶスペースに、上から物が落ちてくる配置になっていないか定期チェック
🗺️ 避難経路・連絡手段の確認
- 自治体ハザードマップを世帯人数分プリントアウトしておく(停電時はスマホが使えないことも)
- 指定避難所・指定緊急避難場所の違いを理解(避難所=滞在 / 避難場所=一時的に身を守る)
- 警戒レベルと避難のタイミング:レベル3「高齢者等避難」/レベル4「避難指示」/レベル5「緊急安全確保」。内閣府のガイドラインでは、レベル3の「高齢者等」に乳幼児連れの人・妊産婦も含まれるとされています(避難に時間を要する人が対象)。レベル4は市町村が発令した対象区域の人が避難、レベル5は災害が発生・切迫した状況で直ちに身の安全を確保。ガイドラインは令和8年3月に改定され、令和8年5月下旬から新しい防災気象情報の運用が始まっています(「レベル4氾濫危険警報」のように警戒レベルに対応した名称に整理)。発令の対象区域・とるべき行動は、お住まいの自治体の案内で確認してください(出典: 内閣府「避難情報に関するガイドライン」)
- ベビーカーで通れる経路と、抱っこ紐で通れる経路を別々に確認(道路冠水時はベビーカー困難)
- 夜間・昼間で経路の見え方が違うため、両方歩いてみる
- 災害用伝言ダイヤル 171: 「171 → 1(録音)or 2(再生)→ 連絡を取りたい人の電話番号(市外局番から)」で家族間メッセージ(NTT東日本の案内)
- web171(災害用伝言板): https://www.web171.jp/
- 遠方の親族を「中継点」に決めておく(被災地内通信が止まっても外との通信は通じやすい)
- 体験利用日: NTT東日本の案内では、毎月1日・15日(0時〜24時)/正月三が日(1/1 0時〜1/3 24時)/防災週間(8/30 9時〜9/5 17時)/防災とボランティア週間(1/15 9時〜1/21 17時)です(2026年7月に確認)— 家族で実際に試しておく
🕒 発災後72時間:親子で乗り切るために
- 深呼吸を意識して、落ち着いた声で話しかける。分かっている状況を、子どもの年齢に合う言葉で伝える
- テレビ・SNSの被災映像を繰り返し長時間見せないようにする(強い不安やストレスにつながることがあります)
- 普段のリズム(食事・お昼寝・寝かしつけ)をできるだけ崩さない
- 抱っこ・スキンシップを多めに。お気に入りのぬいぐるみ・絵本があると落ち着きやすい
- 保護者自身の睡眠・水分・食事も、可能な範囲で意識的に確保する
- 避難所では子供の声・泣き声が気になることがあります。運営者に親子向けスペースや使える部屋がないか確認し、周囲の人にも一言伝えておくと動きやすくなります(放送や呼びかけが聞こえなくなるので、耳をふさぐ道具は使わないでください)
- 持病・服薬がある場合は、避難所の救護所スタッフに早めに申告
🛍️ 防災用品の購入先
セット品は手軽だが、家族構成・年齢に合わせて単品で買い足すのが基本。価格・在庫は各公式サイトでご確認ください
📚 公的機関の参考リンク(一次情報)
- 内閣府 防災情報のページ — 国の防災施策・ハザードリスク・被災者支援制度
- 首相官邸 災害・危機管理情報 — 災害時の発信
- 政府広報オンライン 災害特設 — わかりやすい防災解説
- 東京都防災ホームページ — 「東京防災」「東京くらし防災」電子書籍も無料配布
- 大阪市 危機管理室 — 大阪市防災アプリ・ハザードマップ
- 横浜市 防災・災害対策 — 横浜市防災情報ポータル
- 名古屋市公式サイト — ハザードマップ・地域の防災情報(お住まいの自治体サイトも同様に確認)
- 内閣府 防災情報のページ(トップ) — 避難情報のガイドライン・過去災害の教訓資料
- ハザードマップポータルサイト(国土交通省) — 全国のハザードマップを一元検索
- 消防庁 — 住宅用火災警報器・住宅防火
- 災害用伝言板(web171) — NTT東日本/西日本
- 気象庁 — 警報・注意報・キキクル(危険度分布)
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