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○×トラッカーを「お試し用」と「自分用」で分けた話

公開: 2026-05-02 · #14 / 最終更新: 2026-06-01 ○×トラッカーAI開発

📌 記事の取り扱いについて:本記事は公開当時の体験・気づきをまとめたものです。現在のツール数・プラン数・対象年齢・記事数・仕様とは異なる場合があります。最新の内容は各ツールページをご確認ください。ツールや外部サービスの仕様・料金は変更されることがあるため、利用前には各公式情報も併せてご確認ください。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

○×トラッカーを公開したあとで、少し困ったことがありました。

それは、「みんなが試せるデモ」と「自分が本気で使う記録」をどう分けるか、という問題です。

デモは誰でも自由に触れるようにしたい。 でも、自分の記録は自宅のMacでも職場のMacでも見たい。

最初は別々のツールとして作るしかないのかなと思っていましたが、Claude Codeに相談すると、「同じ中身のまま、URLによって動きを変える方法がある」と教えてくれました。

デモは「そのブラウザの中だけ」、自分用は「ネット上のメモ帳」

○×トラッカーは、カレンダーの日付に○か×をつけていくだけのシンプルな習慣記録ツールです。

公開したURL(デモ)は、訪れた人が自由に試せる状態にしておきたいので、入力した記録はそのブラウザの中だけに残るようにしてあります。同じパソコンの同じブラウザで開けば続きから使えるけれど、別のパソコンや別のブラウザからは見えない、という仕組みです。

ところが私が個人的に使うとなると、これでは足りません。自宅のMacで「今日は走った(○)」とつけたら、翌日職場のMacからも同じ記録を見たい。そうなると、ネット上のどこかに記録を置いておく場所が必要になります。

最初は「別々のツールを2つ作るしかないのかな」と思いました。でも、同じ中身を2つ管理するのは、後から手直しするときに2回同じ作業をすることになって面倒です。直し忘れて片方だけ古いまま、なんて未来も簡単に想像できました。

「URLで動きを切り替える」というアイデア

そこで Claude に相談してみました。

返ってきたのは、「どのURLから来たかを見て、動き方を切り替えることができますよ」という提案でした。

ウェブのページを開くとき、裏側では「どのURLに向かってアクセスしてきたか」という情報がついて回ります。それを見て、

  • デモ用のURLに来た人 → そのブラウザの中だけに記録する
  • 自分用のURLに来た人(自分) → ネット上のメモ帳に記録する

と仕分けてあげればいい、ということです。

中身のコード(仕組み)は1つだけ。入り口で「どっちから来た?」と聞いて、そのあとの動きを変えるだけ。これなら何か直すときも一度直せば両方に反映されます。

ハマった点:手元で試したときに動きがおかしい

実装そのものはわりとあっさり動きました。ところが、自分のMacの中でテストしてみたら、思ったとおりに動きません。

理由は、手元のテスト環境では、さっきの「どのURLから来たか」の情報が、本番のURLとは違う値になっていたからでした。デモ用URLでも自分用URLでもない、ローカル専用の値になってしまうため、「どっちのモードか?」の判定がうまく効かなかったのです。

これも Claude に状況を説明したら、「手元で試すときは仮にこちらのモード扱いにしておきましょう」という逃げ道を提案してくれて、それでスッと動くようになりました。

このとき、「本番のサイトと自分の手元では、同じコードでも違う動きをすることがある」というのを、実感として学びました。エンジニアの方には当たり前なのかもしれませんが、私にはちょっとした発見でした。

動かしてみての感想

実際にこの仕組みで動かしてみると、なかなか快適です。

デモ用URLは誰でもアクセスして試せて、操作がそのブラウザの中で完結する。自分用URLは自分だけが知っていて、自宅でも職場でも同じデータを引き継げる。中身が共通なので、何か直したいとき一度直せば両方に反映される

「URLによって動きを変える」というやり方は、たぶん他のツールにも使い回せる気がしています。

ひとつだけ正直に書いておきたいこと

自分用URLには、本格的なログイン画面を入れていません。そのURLを知っている人ならアクセスできる状態です。

私自身の使い方では問題ない範囲ですが、たとえば子どもの生活記録、健康情報、家族の予定など、他人に見られたくない情報を入れる場合は、このまま使うべきではありません。その場合はちゃんとしたログインの仕組みを足す必要があります。「URLが知られなければ大丈夫」というのは、かなり弱い守り方なので、そこは正直に書いておきます。


「コードを2つに分けるのが面倒だな」というズボラ心から、結果として面白い作り方を教えてもらえました。困ったことを Claude に話してみたら、自分では思いつかなかった選択肢が出てくる──個人開発でいちばん助かっているのは、たぶんこういう瞬間です。


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