お金診断を作った話(5つの診断ツールと、テーマ別の記事)
ツール工房シリーズの6個目として、お金診断(money.tool-koubou.com)を作りました。
NISA・iDeCo・FIRE・ふるさと納税・経済圏といった「お金まわりの選択肢」を、診断ツールと記事で整理するサイトです。これまでのホテル検索や子連れスポット検索のような「データを集めて検索する」タイプではなく、「自分の状況に合う選択肢を見つける」 というアプローチを試した私にとって新しいタイプのツールでした。
何を作ったか
money.tool-koubou.com で公開しています。
- 公開当初は5つの診断ツール:節約見直しチェック / 経済圏マッチング診断 / クレカ適性診断 / FIREタイプ診断 / ふるさと納税ジャンル診断(その後スマホ料金診断を追加し、現在は6本に増えています)
- 記事はテーマ別に用意:NISA・iDeCo・FIRE・ふるさと納税・投資の基礎などを整理。公開当初は数本からはじめて、書きためた分を決まったペースで少しずつ公開していきました(現在の本数は公開サイト側でご確認ください)
- トップページの「お金まわりのモヤモヤ、診断で整理してみる」 というコンセプト
診断ツールはどれも10問前後で答えられて、結果として「自分に合う選択肢」が表示されます。たとえば「経済圏マッチング診断」では、普段の支出パターンから楽天経済圏 / 三井住友経済圏 / どちらでもOK のいずれかが提示されます。
なぜ作ったか
私自身が、お金まわりの情報に いつもモヤモヤしていた のがきっかけです。
ネットでNISAのことを調べると「YouTubeでこの人がこう言っている」「ブログでこう書いてある」という情報が大量にあって、結局どの選択肢が自分に合うかわからない。情報量と判断疲れが、お金の意思決定を遅らせる原因になっている気がしました。
そこで、自分のために整理する形で「診断 + 記事」というセットを作ってみることにしました。
診断ツールの実装
診断ツールは、すべて HTML + JavaScriptだけのシンプルな構造 です。
- 質問データを
questionsという配列にまとめる - 各選択肢にスコアを設定
- 全質問が終わったら、スコアの合計から結果を判定
複雑な分岐ロジックはなく、ただ スコアを足し合わせて閾値を超えたら結果を出す だけ。Claude Code に「経済圏マッチング診断を作りたい」と伝えて、質問・選択肢・スコアロジックを一緒に整理していきました。
どの診断ツールも 共通の initDiagnostic() 関数 で動かせるようにして、各ツールでは質問データと結果データだけを差し替える設計にしました。これにより、新しい診断ツールを追加したいときも質問データを書くだけで済みます。
記事を10本書いた話
診断結果だけだと、「で、これってどういう仕組みなの?」という疑問が残ります。そこで、診断結果に対応する 解説記事 を書くことにしました。
- 新NISA の基礎、1,800万円枠、取り崩しの戦略
- iDeCo の基礎、出口の課税問題、企業型DC との違い
- FIRE 戦略、4タイプ比較
- ふるさと納税の仕組み、住宅ローン控除との併用、ポータル比較
- 経済圏(楽天・三井住友)、クレカ積立、米国ETF、高配当 vs インデックス、つみたて vs 一括、暴落時の心構え
合計10本の記事を、レビューを重ねながら仕上げました。記事を整える過程で「なるほど、こういう仕組みなのか」と理解が深まる体験になり、結果として私のお金リテラシーも上がりました。
数字の正確性に苦労した
お金まわりの記事は、数字の正確性 が特に大事です。
- 信託報酬の数字
- iDeCo の拠出限度額
- 住宅ローン控除の控除率(2022年改正前と後で異なる)
- 楽天経済圏のSPU倍率(頻繁に改定される)
一つひとつ最新の制度に照らし合わせる作業がありました。特に2024年・2026年の税制改正(iDeCo 拠出限度額・退職所得控除の重複ルールなど)は、ネットの古い記事と混同しないように注意が必要でした。
公開時のSEO対応
公開時点でツール5本+記事10本という規模になり、SEO対応も大事になります。
- すべてのページに meta description を設定
- 適切な内部リンク構造(ツール ↔ 記事 ↔ 経済圏まとめ など)
- sitemap.xml に全ページを登録
- 各記事に「関連診断・関連記事」セクションを設置
これも Claude Code に依頼して、構造化されたサイトに整えてもらいました。
公開してみての気づき
公開してから感じたのは、「お金まわりは制度改正で記事が古くなる」 という現実でした。
ホテル検索や子連れスポットは、データの鮮度を保つ仕組み(週次更新など)を作れば長く使えます。一方、お金診断の記事は、税制改正・キャンペーン改定・制度変更が起きるたびに、本文の数字を更新する必要があります。
「2026年5月時点」と明記する、最新情報は公式サイトで確認するよう促す、といった注意書きを各記事に入れましたが、それでも記事の「鮮度管理」は今後も続く運用課題です。
ASP申請に向けた構成
お金診断は、楽天証券・SBI証券・三井住友カード・ふるさと納税ポータル など、アフィリエイト案件と相性の良いテーマが多いです。
記事が10本ほど揃ったタイミングで、各ASP(楽天アフィリ・もしも・バリューコマース・A8.net)への申請に向けた準備を進めています。「比較ツールから自然な文脈で誘導」という収益化モデルを、ホテル検索ツールと同じパターンで作れるか試しているところです。
私の感想
お金診断は、私にとって「自分が知りたかったことを整理するために作った」サイトです。情報を集めて整理する過程で、自分自身のお金リテラシーが上がり、結果として家族の家計改善にもつながりました。
「ツールを作る」というより、「自分の頭の中を整理してアウトプットする」感覚に近かったです。これも個人開発ならではの楽しさだと思います。
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