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プログラミングが分からなくても、AIにお願いして子連れスポット1万件以上を集めた話

公開: 2026-05-11 · #23 / 最終更新: 2026-05-13 AI開発データ収集Claude Code非エンジニア

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子連れで行ける場所を探せるサイト(kids.tool-koubou.com)を作っているのですが、最初に困ったのが「スポット情報をどうやって集めるか」でした。

公園、道の駅、ショッピングモール、動物とふれあえる施設、果物狩り農園……と入れていくと、必要なデータはすぐに何千件、何万件という数になります。

自分で1件ずつ調べて入力するのは、とても現実的ではありません。

そこで使ったのが Claude Code です。プログラミングは詳しくないのですが、「茨城と栃木の道の駅を調べて」「千葉と東京のショッピングモールを集めて」というように、AIに地域ごとに分けてお願いしていきました。

最終的には、関東1都6県でかなり大量のスポット情報が集まりました(公開ツールはこちら。ツール自体の紹介は別の制作記に書いています)。1人で1件ずつ調べていたら何ヶ月かかったか分からない規模です。

この記事は、ツールそのものの話ではなく、「どうやってAIに集めてもらったか」 の裏側の話です。

AIに作業を分けてお願いした

最初は、AIに全部まとめてお願いしていました。

ただ、関東全体の道の駅や公園を一度に集めようとすると、量が多すぎて途中で混乱します。

そこで、作業を地域ごとに分けました。

たとえば、

  • 1つ目のAIには「茨城・栃木の道の駅」
  • 2つ目のAIには「群馬・埼玉の道の駅」
  • 3つ目のAIには「千葉・東京・神奈川の道の駅」

というように、同時に別々の作業をしてもらうイメージです。

これを使うと、人間が1人で何日もかかるような調査が、かなり短い時間で進みました。実際、ある回では1セッションのうちに、関東全域分の道の駅と、子連れ向けチェーン店をまとめて集めて、サイトに載せられる形まで整えてもらえました。

地図に表示するために、住所から緯度・経度を調べる

スポット検索では、地図上に場所を表示するために「緯度」と「経度」が必要です。

ただ、普通に施設名や住所を集めただけでは、地図には表示できません。そこで、住所から緯度・経度を調べる必要がありました。

最初は別の地図サービスを使っていたのですが、番地までは正確に出なかったり、たくさん使うには制限がありそうだったりして、少し困りました。

その後、国土地理院の住所検索の仕組み を使うようにしたところ、かなり安定して住所から緯度・経度を取れるようになりました。番地まで含めて、ほぼ全件が正しい場所に変換されました。

(無料で使いやすい仕組みですが、利用にあたっては国土地理院の規約や出典表記のルールを確認しておくのが安全です)

AIに頼むときに気をつけたこと

やってみて分かった、ちょっとしたコツです。

1. 1人のAIに「自分だけで完結するお願い」を渡す

複数のAIを同時に動かすと、お互いに何をやっているかは知りません。なので、1人のAIだけで終わる範囲のお願いに分けるのが大事でした。

「茨城の道の駅を調べて、決まった形で書き出しておいて」と頼むと、AIは1人で完結して仕事を終えてくれます。

2. 最後の整理は自分(メインのAI)でまとめる

複数のAIに同時に集めてもらったデータは、最後にまとめて整理する作業が必要です。AIごとに少しずつ書き方が違ったりするので、最終的に1つの形にそろえる工程を入れました。

3. 同じ場所を二重に登録しないようにチェック

同じスポットを別々のAIが拾ってしまうことがあります。

そこで「だいたい同じ場所にあって、名前も似ていたら同じスポットとみなす」ようなルールでチェックして、重複を取り除きました。

ただ、隠れた重複もありました。たとえば「都立◯◯公園」と「◯◯公園」のように、頭に「都立」「県立」「市立」「国営」などが付くかどうかだけが違うパターンです。これは別途、頭の部分を取り除いてから比べる仕組みを足して対応しました。

失敗例:県名が間違って入ってしまう問題

実際にデータを集めてみると、思わぬミスもありました。

たとえば、住所は「千葉県流山市」なのに、データ上では「東京都」として登録されているスポットがありました。関東の県境に近い場所では、こういうズレが起きることがあるようです。

このままだと、サイトで「東京都」を選んだときに、千葉県のお店が出てきてしまいます。ユーザーから見ると完全にバグです。

調べてみると、関東の県境のあたりで、同じようなズレがいくつも見つかりました。

そこで、住所の市区町村名から本来の県を判定して、登録されている県名がずれているものを直すようにしました。住所を手がかりに、正しい場所へ引き直す処理です。次に新しいデータを取り込むときも、同じ処理が効くようにしてあります。

AIに頼むのが向いている作業・向いていない作業

やってみた感想として、AIに分けてお願いするのが向いているのは、

  • 大量のスポット情報を集めるような 同じパターンの作業を繰り返すもの
  • 1件1件が独立していて、お互いに関係しない作業
  • 1人に書いてもらって、別の1人にチェックしてもらう、という作業分担

逆に、サイト全体の作りを変えるような「全体のつじつまを合わせる必要がある作業」は、1人のAIに連続でお願いしたほうが安心でした。

やってみて分かったこと

子連れスポットの大量データは、AIに地域ごとに分けてお願いして集めたもの・住所から緯度経度を調べる仕組み・自分で追加したスポット情報、の積み重ねでできています。

1人で同じ規模を集めようとしたら、たぶん何ヶ月もかかります。

「AIに分担してもらう」という発想は、プログラミングが詳しくない自分でも、思っていたよりずっと使いやすかったです。同じように 大量の情報を扱いたい 場面があれば、地域や種類で分けて並列にお願いするやり方は、かなり試す価値があると思います。


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