自分が作ったツール、自分でちゃんと使ってる?
作ったツールを、自分でちゃんと使っているのか。
ふと、そんなことを考えました。
最初は「もちろん使っている」と思いました。でも、よく考えてみると、毎日のように開いているツールもあれば、作ったあとほとんど開いていないツールもあります。
せっかく自分で作ったのに、使っていないものもある。
これは一度ちゃんと振り返った方がよさそうだと思い、ツールごとに棚卸ししてみることにしました。
あとから知ったのですが、こういう考え方を 「ドッグフーディング」 と呼ぶそうです。自分で作ったものを、自分でも日常的に使ってみる、という意味です。
プログラミングに詳しくない私にとっては、難しい仕組みを理解するよりも、実際に使ってみて「ここが不便」と感じることの方が、改善のきっかけになりやすいです。
毎日・毎週開いているもの
○×トラッカー
私が一番よく使っているのが、○×トラッカーです。
毎朝スマホを手に取ったら、まず○×トラッカーを開いて昨日の項目を確認する、というのが習慣になりました。「散歩した」「英語を聞いた」といった項目を○か×でタップするだけなので、起き抜けでも負担がありません。「×が続くと目に見えてしまう」というゆるいプレッシャーが、自分には合っているようです。作ってからしばらく経ちますが、今でも毎日開いています。
使い続けながら気づいた改善点も少なくありません。スマホからだとタップする場所が小さくてミスしやすかった、暗い色のモードで文字が見づらかった、など。どれも 「自分が不満を感じたから直した」 ものばかりです。
子連れスポット検索
週末のお出かけ先を考えるときに開きます。「今日は雨だから屋内で」「次の連休は動物系に行きたい」という条件でさっと絞り込めるのが便利で、家族と一緒に使うことが増えました。
使っていて気づいた不具合も、何度か直しています。「屋内」で絞り込んだ後にマップが勝手に縮小されてしまう症状を、自分で使っていて見つけて直しました。こういう細かなストレスは、誰かに教えてもらう前に自分で気づけるのが、いちばんありがたいところです。
ホテル検索
旅行を計画するたびに開きます。「広い部屋」と「温泉あり」を掛け合わせて探せると、大手の旅行サイトとは違う切り口で候補が絞れて便利です。
あるとき、条件を組み合わせた結果が少なすぎて「もう少し条件を緩めたい」と思う瞬間があり、絞り込み条件をその場で外せる作りにしよう、と気づきました。使っているから出てきた発想でした。
正直あまり開いていないもの
スマホ料金比較
正直に言うと、作ってからほとんど自分では開いていません。理由は明確で、**「プランを一度決めたら、次の検討まで使う機会がない」**からです。
作った時点では「自分が乗り換えを検討するために使いたい」という目的があって、その目的はちゃんと達成しました。ただ、これは 「必要なときだけ開くタイプのツール」 で、毎日使うものではありません。使用頻度が少ないことを失敗だとは思っていませんが、「自分でちゃんと使ってる?」という問いに正直に答えると、ノーです。
楽天最安値検索
買い物前に「楽天で一番安い店はどこ?」を調べるために作りました。実際に使ってはいるのですが、頻度はまちまちです。日用品の定期購入では活躍しますが、そうでない買い物では開かずに終わることも多い。こちらも「使う場面が来たときに使う」タイプです。
使い続けることが、改善のきっかけになる
振り返ると、自分が毎週触っているツールほど、改善の頻度が高くて使い勝手も上がっているという傾向がはっきりありました。○×トラッカーと子連れスポット検索は、毎週使っているので小さな不満がすぐ見つかります。
「誰かから感想をもらうのを待つ」より、自分が使って感じた不満の方が、情報として早くて具体的です。「なんとなく使いにくい」という、言葉になる前の引っかかりに気づけるのは、作った本人が使い続けているからこそ、だと思います。
次に作るものを決める基準
この棚卸しをしてから、次に何かを作るときに「自分が繰り返し使うか?」という問いを、より意識するようになりました。
もちろん「自分が使わなくても、誰かに役立つ」ツールもあります。でも、個人で作っているツールを長く育てていくなら、作った本人が日常的に使い続けているのが、いちばん手軽な続け方だと感じています。
これから新しいツールを作るときも、まずは 「自分が本当に使うか」 を考えたいと思います。
毎日使うものでも、月に1回だけ使うものでも、自分の生活の中にちゃんと出番があるか。そこがはっきりしているツールの方が、作ったあとも直し続けられる気がしています。
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