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30日のアクセス推移を読む——botっぽいアクセスを除いてPVの動きを掴む手順

公開: 2026-06-04 · #47 / 最終更新: 2026-06-04 アクセス解析CloudflareSearch Console個人開発

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毎朝アクセス数を眺める習慣そのものや、数字に一喜一憂してしまう気持ちについては毎朝アクセスを確認する習慣にした話に書きました。あちらは「毎日見る習慣・心構え」の話で、この記事はその先、「1か月(30日)の動きをどう読むか」という話です。日々の上下に振り回されず、月単位で「来月どこを伸ばそうか」を考えるために、私が見ている数字とその読み方をまとめてみました。専門的なことはよく分かっていないので、あくまで素人なりの工夫です。

なお、ここで紹介するのは2026年5月時点での運用方法で、各サービスの管理画面の構成や指標は今後変わる可能性があります。

まず「届いた回数の合計」と「人間に近い閲覧数」を分ける

最初にやっているのは、いま見ている数字が「届いた回数の合計」なのか「人間に近い閲覧数」なのかを見分けることです。私はここを混ぜていて、月の動きをずいぶん読み違えていました。

サイトを置いている場所(私の場合はCloudflare)には、サーバーに届いた回数を全部足し上げた数字があります。これはとても大きく見えるのですが、その大半は検索エンジンの巡回や、SNSがリンクを展開するときのアクセス、SEOツールの巡回、それに素性のよく分からない自動アクセスらしいです。一方で、ブラウザの中で中身が実際に動いたときだけ数える、人間に近い閲覧数の指標もあります。こちらの方が、実際に来てくれた人に近いみたいです。自動アクセスの多くはブラウザの中身を動かさないので、結果的にふるい落とされるからだそうです。

とはいえ完全に「人間だけ」というわけでもありません。ブラウザの中身まで動かして巡回するタイプの自動アクセスもあるので、いくらか混ざります。それでも、届いた回数の合計をそのまま見るよりは、実際の閲覧に近い動きが見やすくなるようです。「アクセスが伸びた/落ちた」と思う前に、まず自分がどっちの数字を見ているのかを確かめる。私の月のふり返りは、だいたいここから始めます。

数える手段はあえて一つに絞っています。いろんな解析ツールを並べると、定義の違う数字が増えて「結局このサイトに何人来たんだろう」が分からなくなってしまったからです。粗くても物差しが一貫している数字を一本決めて、それで追いかける方が、私には迷いが少なくて済んでいます。

7日移動平均で曜日のクセをならす

人間に近い閲覧数を切り出せたら、次は曜日の揺れをならします。アクセスは曜日でけっこう上下するみたいで、週末に伸びるものもあれば、平日の昼に伸びるツールもあります。日ごとの生の数字をそのまま並べると、私は週末の落ち込みを見て「減った」と早合点しがちでした。

そこで30日ぶんを7日移動平均でなめらかにしてから見比べています。ある日の数字を、その日を含む直近7日の平均にならして置き換えていくやり方です。7日でちょうどひと回りするので曜日のクセがある程度ならされるらしく、残った上下から全体の変化が見やすくなるそうです。生の折れ線でギザギザに見えていたものが、ならすと右肩上がりなのか横ばいなのか、私にもすっと見えてきます。月の動きを読むときは、まずこのならした線で全体の向きを掴むようにしています。

増減の原因を切り分ける

ならした線で「先月よりはっきり増えたな」と気づいたら、次はその原因を分けて考えます。伸びたのが検索からの自然な流入なのか、SNSで触れてもらえたからなのか、新しく出した特定のページのおかげなのかで、来月やることが変わってくるからです。

ここでGoogleの管理画面(検索での表示回数やクリックを見られるもの)の出番になります。同じ期間で区切って、クリック数の動きと表示回数の動きを並べて見ます。クリックが増えていれば検索からの自然な流入が伸びたのかな、と思いますし、表示回数だけ増えてクリックが横ばいなら、検索結果にはたくさん出ているのにクリックはされていない、という感じに読めます。人間に近い閲覧数と検索のクリックを見比べると、検索以外の動きが増えていそうかを、私はざっくり推測しています。新しい記事を出した翌週に伸びたなら、そのURLの表示回数が立ち上がっているはずですし、SNSで触れられた日に跳ねたなら、検索側には変化が見えず、参照元にSNSのドメインが並びます。

Googleの管理画面の集計は2〜3日遅れる

ここで一つ、私がハマった落とし穴があります。この管理画面のクリック数や表示回数は、2〜3日ほど遅れて数字が固まることがあるそうです。直近の数日が低く見えるときは、「急に減った」と決めつけず、まだ集計が固まりきっていないのではないかを確かめるようにしています。

これを知らなかった頃は、月末に直近を見て「最後の数日で失速した」と早合点していました。いまは月の動きを読むとき、まだ固まっていない直近の数日はいったん脇に置いて、固まった期間だけで考えるようにしています。月をまたいで翌月に数字が埋まってから、あらためて月末を見直すくらいでちょうどいいみたいです。

順位10位前後を「あと一押し」の層として拾う

月のふり返りの締めくくりは、数字を眺めて終わりにせず「来月どこを伸ばそうか」に変えることだと思っています。私が毎回見ているのは、人間に近い閲覧数が多いページ、管理画面でクリックが多い検索された言葉、検索結果での平均の順位が10位前後で止まっている言葉、それと参照元の上位ドメインの4つです。

このうち手を入れる優先度がいちばん高そうだと感じているのが、順位が10位前後で止まっている言葉です。すでに検索結果には出ているのに、クリックまでつながり切っていない、いわば「あと一押し」の層なのかなと思っています。見出しの言い回しを検索する人の気持ちに寄せたり、関係する記事から内部リンクを足したりすると、検索結果での見え方やクリックのされ方が変わることがあるみたいです。ゼロから新しい記事を書くより、すでに表示されている言葉を押し上げる方が、私の感覚では手応えが早い気がしています。

数そのものの大きさを追うより、自動アクセスに埋もれないように、実際の閲覧に近い動きをどう拾って、その動きから次の一手を見つけるか。月の動きは、その見分け方を少しずつ上手くしていく練習の場かな、と思いながら眺めています。


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