家族に「あれ買っといて」を言い忘れない。URLひとつで一緒に使える『いっしょリスト』を作った
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「牛乳、買っといて」が届かない問題
我が家の買い物リストは、長いこと口頭とメッセージアプリの合わせ技でした。「牛乳お願い」と送ったのに、スーパーにいる側は別の連絡に埋もれて気づきません。逆に、同じものを二人で買ってきてしまうこともあります。紙のメモは家に置きっぱなしで、外では見られません。
共有リストのアプリは世の中にたくさんあるけれど、家族に「これインストールして、アカウント作って」とお願いするのが一番のハードルでした。私が使いたいだけなのに、相手に手間をかけさせるのが申し訳ないです。そこで思いました。URLを送るだけで、そのまま一緒に使えるリストがあればいいのに、と。
URLがそのまま「合鍵」になる仕組み
作ったのは「いっしょリスト」という小さなツールです。リストを作ると専用のURLができて、それを家族に送るだけ。受け取った側はリンクを開けば、もう同じリストが見えています。ログインもインストールもいりません。URLを知っている人だけが入れる、合鍵のような仕組みにしました。ただし逆に言えば、URLを知った人は誰でも中身を見たり編集したりできます。データはインターネット上に保存され、不具合対応などで私が内容を確認する場合もあるので、パスワードや住所・電話番号など知られて困る情報は書かないよう、ツールの画面にも案内を出しています。
開発では例によってAIの手を借りました。データは自分のパソコンではなくインターネット上の保管場所に置く形なので、誰のスマホから開いても同じ内容が見えます。難しいことは全部裏側に隠して、表側は「足す、済ませる、消す」だけのシンプルな画面を目指しました。
こだわったのは「だれの操作か」の目安が見えること
共有リストで地味に大事なのが、「これ、消したの誰?」問題だと思います。買うつもりだったものがいつの間にかリストから消えていたら、ちょっとした事件になります。
そこで更新履歴を付けました。「〇〇を追加」「〇〇を完了」といった動きが記録されて、あとから見返せます。共有リンクから初めて開いた人にはニックネームを聞くようにしたので、履歴にはその人が入力したニックネームも残ります。本人確認をする仕組みではありませんが、家族の中では十分な目安になります。犯人探しのためではなく、「あ、もう買ってくれたんだ」が分かる安心のためです。
リストの中はタブで分けられるようにもしました。「買うもの」「旅行の持ち物」「いつか行きたい場所」を一つのリストの中で切り替えられます。項目は完了にしても消えずに残って、「戻す」でやり直せます。買い物リストは同じものを何度も買うので、消すより戻せる方が便利でした。
反映のタイミングで少し悩みました
苦労したのは、相手の変更をどう自分の画面に映すかでした。凝った仕組みにすれば一瞬で反映できるらしいのですが、私の手に負える範囲で、画面を開いている間は定期的に新しい内容を確認しに行く方式にしました。数秒待てば相手の追加やチェックが自分の画面にも現れます。買い物リストの用途なら、これで十分だと使っていて感じます。
もう一つ、同じ瞬間に二人が別々の項目を触ったときに、片方の変更が消えにくくなるよう裏側で工夫を入れました(最新の状態を読み直してからやり直す仕組みです。ただし今の作りでは、完全に同時の更新までは防げません)。ここはAIと何度もやり取りした部分で、家族で使う道具だからこそ「書いたのに消えた」は起きてほしくありませんでした。
スマホのホーム画面に置いたら定着しました
仕上げに、スマホのホーム画面に追加するとアプリのように開ける形(PWAというらしい)にしました。これが効きました。ブックマークを探す手間がなくなると、家族も自然に開いてくれるようになりました。
実際の生活では、買い物中にリストを見ながら「完了」を押していくのが気持ちいいです。リストの内容をまとめてコピーするボタンも付けたので、メッセージで「今日はこれ買うよ」と送りたいときにも使えます。私が店で完了を押すと、家にいる側の画面でもちゃんと済んだことになっているのが、小さな道具なのに妙にうれしいです。
振り返って
今回あらためて感じたのは、「相手に準備を求めない」ことの強さです。我が家では、家族に登録作業をお願いすると、それだけで使い始めるハードルが上がります。URLを送るだけ、開くだけ。そこまで削って、やっと生活に入り込めた気がします。
買い物リストのつもりで作ったが、持ち物リストや「観たい映画」のメモにも育ちつつあります。使いたい人がいれば、list.tool-koubou.com から誰でも試せます。リストを作ってURLを家族に送るだけ、なので、よかったら一緒に使ってみてください。
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