地図が1週間死んでいたのに、点検は「異常なし」と言っていた話
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自分のサイトの特集ページを眺めていたら、妙な表示を見つけました。屋内キッズパークのチェーン紹介欄に、こう書いてあったのです。
「ピュアハートキッズランド(掲載 0店)」
そんなはずはありません。このチェーンは16店あって、全店うちの地図に載せてあります。0店とはどういうことか。
バグその1:店の名前からブランド名が消えていた
Claude Codeと一緒に調べてみると、原因は少し前にやった「チェーン店舗の情報を公式サイトの表記に揃える」という更新作業にありました。
ほとんどのチェーンは、公式サイトの店舗一覧に「ファンタジーキッズリゾート 船橋店」のようにブランド名込みで店名が書いてあります。ところがこのチェーンだけ、公式の店舗名が「イオンモール名取」「市川コルトンプラザ」のようにブランド名抜きの表記だったのです。それをそのまま反映したので、地図上の16店から「ピュアハートキッズランド」の名前が全部消えていました。特集ページは店名でチェーンを数えていたため、「0店」という表示になった、という筋です。
16店の名前を「ブランド名+店舗名」の形に直して、この件は解決。「公式の表記に揃える」は基本的に正しい方針ですが、公式が何を省略しているかまでは見ていなかった、という反省でした。
バグその2:地図がそもそも表示されていなかった
ところが、確認のために地図のページを開いて、もっと大きな問題に気付きました。地図が、出ないのです。
データを疑って調べましたが、スポットのデータは全部無事。配信も正常。それならばと、画面の裏側でどんなエラーが起きているかをClaude Codeに調べてもらったところ、地図サービスの認証エラーが出ていました。
原因は、設定1行の足し忘れでした。地図のAPIキーには「この住所のサイトからしか使えない」という許可リストを設定してあるのですが、少し前にサイトのドメイン構成を整理したとき、新しいアドレスをこのリストに足すのを忘れていたのです。データもプログラムも正常で、壊れていたのは名簿の1行だけ。リストに新アドレスを足したら、地図は数分で復活しました。
いちばん怖かったのは「点検が緑だった」こと
この障害、ドメイン整理からおよそ1週間、誰に対しても地図が表示されない状態が続いていた計算になります。
それ自体も痛いのですが、いちばん怖かったのは別のところです。うちでは週に一度、全ページを機械的に巡回して「ページ内でエラーが起きていないか」を点検する仕組みを動かしていて、その点検がこの1週間ずっと「JSエラー0件」と報告し続けていたのです。
なぜ見逃したのか。点検の仕組みが拾っていたのは「ページが壊れるタイプのエラー」だけで、今回の地図の認証エラーは、それとは別の窓口に静かに記録されるタイプでした。つまり点検は嘘をついていたわけではなく、見るべき窓口をひとつ知らなかったのです。
再発防止は「点検を直すところまで」
今回の学びは2つあります。
ひとつは、点検が緑でも、実際に画面を開いて見ること。今回の発端は自動点検ではなく、特集ページを自分の目で眺めていて「0店」の違和感に気付いたことでした。機械の点検と人間の違和感は、拾えるものが違います。
もうひとつは、見逃しが分かったら点検の仕組み自体を直すところまでやること。地図が直って終わりにすると、同じ型の障害をまた1週間見逃します。「認証エラーの窓口も見る」「地図が実際に描画されているかを確認項目に足す」という改善を、宿題として積みました。
設定1行の足し忘れは、たぶんこれからもやります。それでも、見つけるまでの時間を1週間から1日に縮められれば、進歩だと思うことにします。
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