猛暑で行き場に困って、全国の水遊び場マップを作った話
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8月に入って、連日のとんでもない暑さです。うちには未就学児がいるのですが、この気温だと公園は朝の早い時間でも厳しくて、「今日どこで遊ばせよう」が毎日の悩みになっていました。
Claude Codeとの作業前の雑談でその話をしていて、ふと気付きました。じゃぶじゃぶ池や水遊び広場って、区や市の公式サイトには載っているのに、まとまった地図がなかなか無いのです。うちのサイトには子連れスポットの地図があるのだから、そこに足せばいい。そう思い立って、その日のうちに作り始めました。
ルールはひとつ、「自治体の公式サイトだけを見る」
最初に決めたルールがあります。情報源は自治体や公園管理団体の公式ページだけにする、ということです。
じゃぶじゃぶ池の情報は、個人のおでかけブログにもたくさんあります。ただ、この手の施設は年によって「今年は中止」「老朽化で廃止」が普通に起きるので、古いブログを写すと嘘の地図になってしまいます。逆に公式ページには、開催期間から「毎週月曜は清掃でお休み」まで、きちんと書いてあることが多いのです。
やってみて面白かったのは、東京の区は「じゃぶじゃぶ池一覧」のページを持っていることが多いという発見でした。江東区、足立区、江戸川区、練馬区……。区のページを開くと、施設名と今年の開催期間がずらっと並んでいます。この文化のおかげで、東京だけで233箇所を集められました。
勢いがついて、関東の各県、さらに全国へ。最終的に、公式で確認できた水遊びスポットは47都道府県で744箇所になりました。それぞれに「2026年は7月1日〜9月6日」のような開催期間と、出典の公式ページへのリンクを付けてあります。
「載せない」と決めたものが74件
数を集めるより気を使ったのは、載せない判断のほうです。
公園の紹介ページに「親水広場」「せせらぎ」と書いてあっても、水遊びしていい場所とは限りません。実際、ある市の公式ページには「これは親水モニュメントであり、水遊び目的の施設ではありません」とはっきり書いてありました。こういう、公式ページに「水遊びできる」と書いていない施設は、それらしく見えても載せないことにして、理由をメモに残しながら74件を見送りました。
設備の故障で今季止まっている池、老朽化で廃止になったプールも、公式の告知どおりに外してあります。地図に載っているのに行ったら水が無かった、が一番がっかりしますから。
千鳥ヶ淵が新宿に立った日
途中で、ひやっとする事故もありました。
集めた住所を地図の座標に変換する作業で、区の公式ページの住所表記が「麹町1-2」のように区名を省略していることがあります。それをそのまま変換に回したら、位置を特定しきれなかった分が、なぜか東京都庁のあたりの座標になって返ってきていました。気付いたときには、千代田区にあるはずの千鳥ヶ淵公園のじゃぶじゃぶ池が、地図の上では新宿に立っていました。
調べてみると、同じ症状の座標が36件。住所に区や市の名前を補ってぜんぶ変換し直し、あわせて「同じ座標にスポットが3件以上重なっていたら疑う」という検査を手順に組み込みました。間違った座標は一点に集まるので、この検査だと一発で見つかります。
地域で、水遊びの文化がぜんぜん違う
全国分を並べてみると、地域差がはっきり出て面白いのです。
札幌は区ごとに「遊水路」と呼ばれる水遊び用の水路が整備されていて、北海道だけで128箇所になりました。夏の短い土地なのに、というより夏が短いからこそなのか、6月のうちから動き出す施設が多いのも印象的でした。
逆に北東北では、都市型のじゃぶじゃぶ池が公式にはほとんど見つからず、代わりに海水浴場や川の親水施設が中心でした。同じ「子どもの水遊び」でも、土地によって形が違うのですね。
できあがった地図は、うちの子連れスポットマップの「水遊び」カテゴリに入っています。夏の特集ページには、都道府県ごとの開催期間の一覧も置きました。この夏の残りと、来年以降の夏に、どこかの家族の「今日どこ行こう」が少し楽になれば嬉しいです。
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