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やることが、決まりごとのノートに埋もれていた話

公開: 2026-08-07 · #112 / 最終更新: 2026-08-10 作業環境タスク管理Claude Code

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私は工房のことを、決まりごとを書いた中心のノートと、その周りの何冊かに分けて書きためています。ツールの全体地図、過去に決めた運用のルール、つまずいたときの教訓——そういう「忘れたくないこと」の置き場です。作業を始めるときは、まず中心のノートを開くところから一日が始まります。

ところが、これが困ったことになってきました。書きためればためるほど、ノートがどんどん分厚くなっていったのです。

「決まりごと」と「やること」が同じページに混ざっていた

問題は、ノートの中に二種類のものが混ざっていたことでした。

ひとつは「決まりごと」。たとえば「料金を変えるときは必ず公式を自分の目で確認する」のような、一度決めたらずっと守り続けるルールです。これはいつ読んでも同じことが書いてあれば十分。

もうひとつは「やること」。「あのツールのこの画面を直したい」「この記事を書きたい」のような、終われば消えていく作業のメモです。

この二つが同じノートの中に並んでいると、何が起きるか。新しいやることを書き足すたびにノートが膨らみ、肝心の「今日、何から手をつけるんだっけ」が、決まりごとの山に埋もれて見えなくなってしまうのです。一番取り出したい情報が、一番取り出しにくくなっていました。

「やることリスト」だけ、別の紙に引っ越した

そこで思い切って、やることだけを別の場所に引っ越しました。決まりごとは元のノートに残したまま、「これからやること」は専用のリストにまとめ直したのです。

リストは、ただ羅列するのではなく「今すぐ手をつけられるもの」「相手の確認や判断を待っているもの」「結果や期日を待っているもの」と、状態ごとに分けて並べました。こうすると、机に着いたときに「じゃあ今日は、すぐ動かせるこの中から選ぼう」と判断しやすくなります。

ありがたかったのは、Claude Code に頼んで、作業を始めるとき Claude Code のほうが最初にこの「やることリストの未完了分」を読み込んでくるようにできたことです。正確に言うと、リストが私の画面に自動で表示されるわけではありません。相棒のほうが先にリストを読んで把握しているので、私が「残ってるのは何だっけ」と聞けば、すぐに答えが返ってくる。自分から分厚いノートをめくりに行かなくてもよくなっただけで、作業に入るまでの腰の重さがずいぶん軽くなりました。

入れ物を分けただけなのに

やったことは、要するに「決まりごと」と「やること」で入れ物を分けただけです。新しい技を覚えたわけでも、難しいことをしたわけでもありません。

それでも、机に着いたときの景色は明らかに変わりました。今までは分厚いノートを前に「えーと、何が残ってたかな」と探すところから始まっていたのが、今は聞けばすぐ残作業が出てくるので、「これをやろう」と動き出せる。

情報は、ためればためるほど価値が出る——と思いがちですが、実際には「どこに何があるか」のほうがずっと大事なのかもしれません。同じことを書いていても、置き場所を間違えると埋もれて見えなくなる。一冊にまとめることと、見つけやすくしておくことは、別の話なんだなと感じた出来事でした。


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