良かれと思って入れた工夫が二つ噛み合って、毎週の更新が空回りしていました
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データの日付が、数日前で止まっていました
買い物の値段をくらべるツールは、毎週決まった曜日に、自動でデータを取り直しています。ページには「いつ時点のデータか」を出しているので、そこを見れば新しさが分かります。
たまたまその表示を見て、あれ、と思いました。数日前の日付のままなのです。更新の記録を見ても、その日はちゃんと動いた形跡があります。動いたのに、何も新しくなっていない。
二つの工夫が、それぞれ正しく働いていました
原因を追いかけたら、犯人は自分が入れた工夫でした。しかも二つです。
ひとつ目。出来上がったデータを、記録として保存しておくようにしたこと。手元でも同じデータを見られたほうが便利だし、万一のときに戻せます。良い工夫のつもりでした。
ふたつ目。「もう出来上がったものがあるなら、作り直しを省く」という時短の工夫。同じデータを何度も取りに行くのは行儀が悪い気がして、無駄打ちを避けるために入れていました。これも良い工夫のつもりでした。
お分かりのとおり、記録として残した前回のデータは、次の週が来ても最初からそこにあります。だからこの二つが同じ場所で出会うと、毎週「もう出来上がっています」と判定されて、何もせずに終わるようになります。一つずつなら正しく、二つそろうと止まる。誰も間違っていないのに、結果だけが間違っていました。
エラーが出ないので、誰も教えてくれません
いちばん気持ち悪かったのは、見える範囲のどこにも異常が出ないことでした。
作業は毎週きちんと動いています。失敗もしていません。更新の記録も、毎回成功した扱いで並んでいます。ページも普通に表示されるし、値段も出ています。ただ、その値段が数日前のものだというだけです。
止まったことに気づけたのは、たまたまページに「いつ時点か」を表示していたからでした。もしその表示を入れていなかったら、私はもっとずっと長い間、古い値段を表示し続けていたと思います。日付を画面に出すというのは、利用者への案内であると同時に、自分への警報だったのだと気づきました。
直したのは、省略する条件のほうでした
直し方は、二つの工夫のどちらかを捨てるのではなく、省略が効く場面を狭めることにしました。私が手で動かしたときは省略してよい、決まった曜日に自動で動くときは必ず作り直す、という形です。
こう書くと当たり前ですが、最初に時短の工夫を入れたときの私は「作り直しは重いから、なるべく省きたい」としか考えていませんでした。省略の条件を書くときに、それが自動の更新にも効いてしまうことを考えていなかったわけです。
直したあと、ページの日付が当日に変わっているのを確認して、ようやく肩の力が抜けました。手を入れるたびに便利になっているつもりでも、便利の足し算が引き算になることがある。しばらく忘れないでおこうと思います。
それと、今回は二つの工夫を入れた時期がだいぶ離れていました。近い時期なら「あれと噛み合わないか」と気づけたと思います。間が空くほど、自分が入れた工夫を自分で忘れる。 私は決まりごとをノートに書き残すようにしていますが、こういう「一緒に動くと困る組み合わせ」こそ書いておくべきなのだと思い知りました。
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