比較表から「まとめて呼んでいるだけの1行」を外しました
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1行だけ、様子の違う行がありました
子ども向けの習い事を比べる表を作っています。教室の名前、通える時期、月々の費用、特徴。そういう列が並んだ、よくある形の表です。
その表を上から読み直していて、1行だけ様子の違う行に気づきました。他の行はどれも特定の教室の名前なのに、その行だけ分類の名前が入っていたのです。地域にそういう種類の教室がある、という意味の言葉でした。
名前で検索しても、たどり着けません
なぜ気になったかというと、その行の名前で検索しても、私が探した範囲では、特定の申し込み先にたどり着けなかったからです。
比較表を読む人が最終的にやりたいのは、比べることではありません。比べたうえで、良さそうなところに問い合わせたり、体験に行ったりすることです。そのとき、行に書かれている名前が申し込み先につながらないなら、その行は比較表の一行としては役に立ちません。
しかも厄介なことに、表の中に置かれると、他の行と同じ資格を持っているように見えます。費用の欄には目安が入り、特徴の欄にも説明が入る。形が同じだから、読む人は同じ土俵のものだと受け取ります。実際には、片方は申し込める教室で、もう片方は「そういう種類のものもあります」という一般論でした。
消したうえで、情報は残しました
対処としては、その行を表から外しました。そして、同じ内容を表の下の脚注に移しました。
というのも、その情報自体は役に立つのです。地域にそういう教室があること、そして探すには何をどう調べればいいか。むしろ、比較表に載っている全国区の教室が近所になかった人にとっては、いちばん現実的な選択肢かもしれません。
なので、表からは外し、脚注では探し方まで添えて残しました。表は「比べる場所」、脚注は「補う場所」。役割を分けたら、どちらも据わりが良くなりました。消すか残すかの二択で考えていたときは、どちらを選んでも何かを失う気がしていました。
表に載せていいのは、次の行動につながるものだけにしました
この一件で、自分の中に基準がひとつ増えました。比較表の行は、読んだ人が問い合わせ先や申し込み先にたどり着けるものに限る。
この基準があると、判断が速くなります。載せるか迷うものが出てきたときに、「読んだ人がこの行から次の行動に移れるか」だけを見ればいい。移れないなら、表の外です。
裏を返すと、行を1つ足すというのは、読んだ人の選択肢を1つ増やすと約束することなのだと思います。選択肢に見えて選べないものが混ざっていると、表そのものが信用を失います。行数は多いほうが立派に見えますが、そこは我慢のしどころでした。
結果として、この表は少し行数が減りました。減ったぶん、残った行は、見直した時点ではどれも「名前から問い合わせ先にたどり着ける」ものになっています。数を誇るより、そちらのほうが表として正しい姿だと思っています。
似た迷いは、他の表でも起きています。全国展開はしていないけれど、その地域に限って運営しているところ。名前をよく見かけても、実際には別の会社が運営しているところ。そういう行をどう扱うかは、いまも一つずつ考えています。基準を決めても、当てはめる作業は結局ひとつずつなのだと、この作業をしていると毎回思います。それでも、迷ったときに立ち返る一文があるのとないのとでは、まるで違います。
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