表の1行をコピーしてほかの行に広げたら、5社ぶん間違えていました
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揃いすぎている列が気になりました
子ども向けのスクールの比較表を点検していて、ある列に目が留まりました。「何ヶ月から通えるか」の欄です。
どの会社も、まったく同じ値が入っていました。
もちろん、業界の慣習として横並びになることはあります。ただ、運営会社も方針もバラバラなのに、ここだけきれいに揃っているのは、少し出来すぎではないかと思いました。
一社ずつ見たら、5社ぶん違いました
公式サイトを一社ずつ開いて確かめました。結果、5社ぶんが実際と違っていました。同じに見えていた値より、実際はどの社ももう少し後からでした。しかもその「後から」の度合いが社ごとに微妙に違っていて、きれいに揃う理由など最初から無かったのです。
原因は、この作り方にあったのだと思います。最初の1行をきちんと調べて作り、残りの行はそれをコピーして、社名や特徴だけを書き換えていく。そのとき、社名は書き換えたのに、この列の値は書き換え忘れたというわけです。
自分でやったことなので、言い訳のしようがありません。しかもこの間違い方は、一つひとつの値だけを見ても間違いに気づきにくいのが厄介です。値としてあり得ない数字ではないし、空欄でもない。ただ、その会社の実際とは違うというだけです。
「揃っている列」を疑うようにしました
この経験から、点検のときに見る場所が一つ増えました。同じ値が並んでいる列です。
表というのは、形を先に作ると中身まで揃って見えます。行の形式がそろい、単位がそろい、見た目が整うと、それだけで「ちゃんと調べた表」の顔になります。整った見た目は、中身の正しさを何ひとつ保証しないのに。
なので今は、点検のときにわざとバラついていない列を探すようにしました。バラついている列は、一つずつ調べた跡であることが多いはずです。逆に揃いすぎている列は、コピーの跡かもしれません。もちろん本当に横並びのこともあるので、そこは一社ずつ見て確かめます。
学び・埋める作業と、調べる作業を分けます
反省すると、私は表を埋める作業と、事実を調べる作業を混ぜていました。行を足しながら、思い出せる範囲で値を入れ、あとで確かめるつもりでいた。そして確かめないまま公開していました。
いまは、行の形だけ先に作るときは、調べていない欄はいったん空にしておくようにしています。空欄は目立つので、埋め忘れに気づきやすくなります。それらしい値が入っていると、埋まっているという理由だけで、見直しから漏れやすくなります。
対象になる時期は、読んだ人が「うちの子はまだ早いか」を判断する材料です。そこを間違えるのは、比較表としては痛い。地味な列ほど、丁寧に調べようと思い直しました。
そして、この直し方には少し時間がかかりました。1社ずつ公式を開いて、書いてある場所を探して、値を確かめる。5社ぶんで、それなりの時間です。直すだけで、最初から一社ずつ調べるのと同じくらいの手間がかかったわけで、コピーで浮かせたつもりの時間は、結局あとで利子つきで返すことになりました。急いで作った表ほど、あとで丁寧に直すはめになる。よくある話ですが、身をもって確かめた形です。しかも直すときは、間違いを配ってしまった時間のぶんだけ気が重くなります。
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