チェーン店を公式から集めたら、同じやり方がそのまま通じませんでした
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方針は決まっていました
子連れで行ける場所の地図を作っていて、チェーンで展開している施設は公式の店舗一覧を基本の参照元にして、こちらから取りに行くと決めました。誰かが登録してくれるのを待つのではなく、運営元が自分で出している情報を見に行くほうが確かだからです。
方針としては、これでいいはずでした。問題は、そこから先です。同じやり方が、そのまま通じた会社はありませんでした。
各社、出し方がまったく違いました
やってみて分かったのは、「店舗一覧」という同じ名前のページが、会社ごとにまったく別物だということでした。
地域を選ぶと一覧が出てくるところ。地図の上に印が並んでいて、その裏に情報があるところ。一覧はあるけれど、住所が一行の文章の中に埋まっているところ。都道府県ごとにページが分かれているところ。一画面に全店が並んでいるところ。
利用者から見れば、どれも「店舗一覧」です。 目的も同じです。近くの店を探せればいい。ところが裏側の作りは、各社の事情でまるでばらばらでした。
考えてみれば当然で、各社は自分のお客さんに向けて作っているのであって、他人がまとめて読むことまでは、たぶん考えていません。私が勝手に「一覧なんだから同じような形だろう」と思い込んでいただけでした。
一社ずつ合わせるしかありませんでした
結局、一社ずつ合わせるという、いちばん素朴な方法をとりました。
一社ぶんの店舗情報を地図用の形にする手順を作って、次の一社ではまた作り直す。使い回せるところは思ったより少なく、毎回ほとんど作り直しに近い作業でした。最初は「二社目からは楽になるはず」と思っていましたが、そうはなりませんでした。
そうやって積み上げて、最終的に1万店ほどが地図に載りました。作業としては単調でしたが、元をたどれば公式が更新してくれるという安心感があります。開店も閉店も、運営元が自分のページを直せば、次にこちらが取りに行ったときに拾えます。手間をかけた甲斐は、そこにありました。
学び・同じ目的でも、裏側は各社各様でした
この作業でいちばん印象に残ったのは、**「ひとつの共通の形には収まらない」**ということでした。
私はどこかで、世の中の情報にはある程度の共通の形があると思っていたのだと思います。少なくとも、同じ業界で同じ目的のページなら、似た作りになっているだろう、と。実際は、似ているのは見た目だけでした。
そして、これはたぶん悪いことではありません。各社が自分のお客さんに合わせて作った結果なのだと思います。その各社各様を、こちら側で吸収して、ひとつの地図にまとめる。 面倒ですが、それこそがこのツールの値打ちなのだろうと、作業しながら思い直しました。
一社ずつ合わせる単調な作業を正当化しているだけかもしれませんが、そう思わないと最後まで続きませんでした。
それと、この作業には終わりがありません。各社はページの作りをときどき変えます。変えられれば、こちらは合わせ直しです。一度作れば終わり、ではなく、細く長く付き合う類の仕組みを持ってしまったことになります。そこは覚悟のうえです。
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