検索結果のためだけに書いたQ&Aが、ページのどこにも載っていませんでした
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機械にだけ答えていました
自分のツールのページを点検していて、ページの裏側に入れてある情報を読み返したとき、妙なことに気づきました。
いくつかのページに、検索エンジンへ「このページにはこういうQ&Aがあります」と伝えるための情報が入っています。ところがそのQ&Aが、ページ本体のどこにも書かれていないのです。
つまり、機械には「よくある質問に答えています」と伝えておきながら、実際に開いてくれた人は、その答えを読むことができません。伝える相手の順番が、完全に逆になっていました。
なぜそうなったのか、覚えがありました
言い訳をすると、経緯は覚えています。検索で見つけてもらうために、後から情報だけを足したのです。本文を書き足すのは手間がかかるけれど、伝える情報だけなら短時間で足せます。
そのときの私は、たぶん「見つけてもらうための作業」と「使ってもらうための作業」を、別々のものとして考えていました。前者は検索エンジン向け、後者は人間向け、というふうに。
でも実際に自分のページを開いてみると、答えが書いていないページがそこにありました。使う人からすれば、それが全部です。
見える形に出したら、間違いも見つかりました
直し方は単純で、同じQ&Aを本文の中に、折りたたみで置きました。普段は畳んであるので画面はすっきりしたままで、押せば答えが読めます。そのうえで、機械へ伝える情報と本文に食い違いがないかを確かめました。
そして、これが意外だったのですが、見える形にして読み返すと、間違いが2つ見つかりました。
ひとつは「連続して達成した日数を強調するような演出はありません」という答え。実際には、画面にその演出が入っています。もうひとつは、習慣を記録するマスを押したときの動きの説明。書いてある動きと、実物の動きが違っていました。
どちらも、機械にだけ見せていた間は、私自身も気づけませんでした。読む人がいない文章は、間違いがそのまま残り続ける。 当たり前ですが、実物として目の前に出てくると、なかなか堪えました。
学び・人が読めるものが先で、その説明が後です
いまの私の順番は、こうなりました。まず人が読める形で書く。合っているか確かめる。そのうえで、その内容を機械にも伝える。
逆にしてしまうと、今回のように「誰にも読まれない、確かめられてもいない文章」が出来上がります。しかも、それを検索エンジンに向けて差し出しているのだから、なかなか具合が悪い。
検索で見つけてもらう工夫は、続けたいと思っています。ただ、その工夫が人の役に立っていない形になっていないかは、時々見に行かないといけません。ページを開いて、書いてあることを自分で読む。今回もまた、それが一番効きました。
書きながら気づいたのですが、この「機械にだけ伝えている情報」は、書いた本人ですら普段は目にしません。ページを開いても出てこないのだから、読み返す機会がそもそも無いのです。間違いが長く居座ったのは、隠れていたからというより、私が読む理由を作っていなかったからでした。だから対処も、探し方を増やすのではなく、人が読む場所に出してしまうほうを選びました。出してしまえば、次に自分のページを開いたときに勝手に目へ入ります。間違いに気づく確率をいちばん上げたのは、たぶんそれです。
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