高い解像度の写真をまとめて処理させたら、スマホが力尽きました
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パソコンでは平気で、スマホでは落ちました
写真を選ぶと、その場で背景を切り抜いて、スタンプの規格に合わせた画像一式を作ってくれるツールを作りました。写真を外に送らず、端末の中だけで処理が終わる作りにしてあります。
自分のパソコンで試したときは快調でした。試した枚数をまとめて入れても、少し待てば全部そろいます。
ところがスマホで試したら、途中で画面ごと落ちました。何枚か処理したあたりで、いきなり終わります。エラーの表示もありません。ただ、消えます。
一枚あたりが大きすぎました
原因は、扱っている画像の大きさでした。
いまのスマホで撮った写真は、解像度がかなり高い。それを処理するために、いったん端末の中で展開します。一枚でもそれなりの大きさになるものを、何枚も同時に抱えたまま処理を進めていました。
パソコンは余裕があるので、多少ぜいたくに使っても平気です。スマホはそうはいきません。同じ処理でも、走らせる場所によって限界がまったく違うわけです。
しかも、いちばん使ってほしいのはスマホのほうでした。写真を撮るのも、スタンプを作りたくなるのも、たいていスマホの上です。いちばん大事な場所でだけ落ちるツールを作っていたことになります。
縮めて、こまめに手放すようにしました
直し方は、二つの当たり前でした。
ひとつは、作業に使う画像を、必要な大きさまで縮めてから処理すること。最終的に出す画像の大きさは決まっているので、それより大きいまま抱えている意味はありません。
もうひとつは、使い終わった画像をこまめに手放すこと。処理が終わったものを持ち続けていると、枚数が増えるほど積み上がります。一枚終わるごとに解放するようにしました。
直したあとは、同じスマホで同じ枚数を入れても落ちなくなりました。派手な工夫は何もしていません。大きいまま持たない、終わったら手放す。 それだけでした。
学び・作った場所と、使われる場所は違います
反省点ははっきりしています。私はパソコンの前で作って、パソコンの前で確かめていました。
パソコンは、私にとっては作業机です。でも、このツールを使う場面として想定していたのは、たいていスマホでした。机の上で快適に動くことを確かめて満足していたら、現場では動かなかった、という話でした。
この手の落とし穴は、たぶんまだいくつもあります。画面の広さや、通信の速さ、端末の古さ。どれも私の手元では快適な側に寄っています。自分の環境がいちばん恵まれているという前提で作らないと、こういう見落としは繰り返しそうです。
作り終わったら、まずスマホで触る。順番を逆にしようと思いました。
もうひとつ厄介だったのが、落ち方に何の説明もないことです。処理が重すぎて限界を超えたとき、画面はただ消えます。使った人からすれば「壊れているツール」でしかありません。原因も分からないので、たぶん二度と開いてもらえないでしょう。エラーが出て止まってくれるほうが、まだ親切なくらいです。だからこそ、限界に近づかない作りにしておくしかないのだと思いました。余裕を持たせるのは、性能を捨てることではないと分かりました。
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