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ネット越しでは文字を取り出せない資料を、手元に落として読みました

公開: 2026-09-09 · #145 / 最終更新: 2026-09-09 個人開発記事づくりデータ整備ふりかえり

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一次資料まで行きたいのに、読めませんでした

子育てに関わる制度の記事を書いていて、支給される金額を確かめる必要がありました。区分ごとに上限が違うので、正確な表がほしいところです。

こういうとき、まとめ記事の数字は使いません。古いことがあるし、写し間違いもあります。出しているところの資料まで行く、というのを自分の決まりにしています。

該当の資料は見つかりました。公的機関が出している書類です。ところが、ブラウザで開いて見ることはできるのに、私のいつもの読み取り方では、中の文字をネット越しに取り出せない状態でした。

手元に落として、パソコンに読ませました

ここで諦めると、伝聞の数字を使うことになります。それは避けたい。

そこで、やり方を変えました。その書類を自分のパソコンに落として、パソコンに元から備わっている「書類から文字を読み取る仕組み」で文字だけを取り出すという方法です。特別な道具は入れていません。手元にあるものだけでできました。

取り出した文字を眺めると、目当ての表がちゃんと入っていました。区分ごとの金額も、注記も読めました。ここまで来れば、あとは元の見た目と見比べながら書き写すだけです。

「読めない」で止まると、伝聞になります

この一件で思ったのは、「読めない」で止まったときに何が起きるかでした。

止まると、二次情報に頼るか、数字そのものを諦めるかになります。誰かがまとめてくれた数字を使う。そして、その数字が正しいかどうかは確かめられません。私の記事は、そこで一段階うすくなります。

もちろん、全部の資料に届くわけではありません。届かないものもあります。ただ、届く手段を一つでも多く持っておくと、諦める回数が減っていくはずです。今回の方法も、似た資料に当たったときにまず試せる手が一つ増えた、ということだと思います。

それに、諦めた回数は記録に残りません。「調べたけれど分からなかったので、よそから引いた」とは、記事のどこにも書かないからです。手を抜いた跡だけが見えないというのは、ちょっとこわいことだと思います。だから、届いた手段は覚えておくようにしています。

学び・道具は、困ったときに増やすのがちょうどいい

面白いもので、この方法は「いつか使うかも」と思って用意したものではありません。困った当日に、手元にあるもので何とかならないかと探して見つけました。

先回りして道具をそろえるのは、私にはあまり向いていないようです。使う場面が来ていないので、覚えないし、たいてい忘れます。困ってから探したものは、なぜかよく覚えている。今回のやり方も、たぶん次に必要になったとき、すぐ思い出せると思います。

そして、こうやって一つずつ増えた手段の分だけ、記事に書ける「自分で確かめた数字」が増えていきます。派手さはまったくありませんが、比較や制度の話を書く以上、ここが本体なのだと思っています。

もうひとつ、資料に直接あたって良かったことがあります。目当ての数字の周りに、知らなかった注記が書いてあったのです。区分の分け方や、例外の扱い。まとめ記事では省かれていることもあるところで、しかも読む人にとってはそこが肝だったりします。数字だけ拾って帰るつもりが、結果的に記事全体が少し詳しくなりました。一次資料まで行く手間は、数字の正しさ以外のところでも返ってくるようです。


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