トップに置いた「おすすめ」の枠が、ツールより目立っていたので消しました
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主役より目立っている枠がありました
お金にまつわる診断をいくつか置いたサイトがあります。ここでの主役は、当然ながら診断ツールです。触ってもらって、何かの参考にしてもらうために作りました。
そのトップページに、おすすめを紹介する枠を置いていました。目立つ場所に、色のついた囲みで。
あるとき、初めて来た人のつもりでトップを開いてみました。まず目に入ったのは、その枠でした。 診断ツールより先に、囲みのほうへ視線が行きます。
「良かれと思って」置いたはずでした
置いたときの気持ちも覚えています。せっかく来てくれたのだから、次の一歩の候補も示したほうが親切だろう、というくらいの感覚でした。
ただ、改めて見ると、その枠は私が示したい情報であって、来た人が探しに来た情報ではなさそうでした。診断をしに来た人にとっては、目的地の手前に置かれた寄り道の案内です。しかもそれが、目的地より目立っている。
もうひとつ気になったのは、その枠がサイト全体の印象を決めてしまうことでした。トップの一等地に囲みがあると、「そういうことをやっているサイトなのだな」と受け取られかねない、と感じました。実際にやりたいことは診断ツールなのに、看板が違うものを掲げていたわけです。
枠ごと消して、記事は残しました
迷いはしましたが、枠は消しました。開き直したトップでは、少なくとも私には、診断ツールが先に目に入るようになりました。
一方で、その枠から案内していた記事そのものは残しています。中身を読んで、必要だと思った人が最後にたどり着くぶんには、順番として自然だからです。消したのは情報そのものではなく、置き場所と目立ち方でした。同じ内容でも、入口に置けば勧誘に見え、読み終わりに置けば案内に見えます。文章はそのままなのに受け取られ方が変わるのは、少し不思議な感じがします。
やってみると、ページ全体がずいぶん落ち着きました。囲みが一つ減っただけで、見た目の情報量が下がって、何をするサイトなのかが分かりやすくなります。減らすほうが伝わる、というのは頭では知っていても、なかなか手が動かないものです。
学び・主役を決めると、削る勇気が出ます
今回、判断が早かった理由ははっきりしています。「このサイトの主役は診断ツールだ」と先に決めていたからです。
主役が決まっていないと、あれも見せたい、これも置きたい、となって、結局どれも目立たなくなります。逆に主役が決まっていれば、「これは主役より目立っているか」と問うだけで答えが出ます。今回の枠は、明らかに目立っていました。だから消せました。
削るときにいちばん邪魔なのは、たぶん作ったときの労力の記憶です。作った枠を消すのはもったいない気がします。でも、置いておく理由が「作ったから」になっているなら、それは消していい合図なのだと思います。
もうひとつ、消してから気づいたことがあります。トップに置いていたときは、その枠の文言が気になって、何度も書き直していました。置き場所が悪いものは、いくら文章を練っても収まりが良くならない。 直すべきは言い回しではなく配置だった、というのは、他の場所でも当てはまりそうです。
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