クラウドで同期しているのに、結局ノートパソコンを抱えて帰った話
私は自宅と職場にMacを1台ずつ置いて、ClaudeCode というフォルダをまるごとiCloud Driveで同期しながらツールを作っています。この運用そのものは自宅と職場、2台のMacをiCloudでつなぐ話に書いたのですが、要するに「家でも職場でも同じ続きから作業できる」ようにしている、というだけのゆるい運用です。
ところが最近、その同期がやけに重くなりました。何時間待っても「アップロード中」のままで終わらない。
不思議だったのは、その日に私が触ったもの——記事の文章をちょっと直したり、トップページの見た目を調整したり——は、ファイルにすればほんのわずかだったことです。なのに、なぜか終わらない。
調べてもらったら、原因は私の成果物ではありませんでした。ツールを動かすための「部品」がぎっしり詰まったフォルダがあって、そこに1万個以上の細かいファイルが入っていたのです。クラウドはどうやら、容量よりも「ファイルの数」に弱いらしい。私の書いた記事はたった数千個のうちのほんの一部で、残りの大半は、自分でも存在を意識していなかった部品たちでした。
その部品フォルダは、消してもまた自動で組み直せるものだと教わったので、思い切って退かしました。おかげで同期はだいぶ軽くなったのですが——正直、その時にはもう待ちきれませんでした。
結局その日、私は職場のMacBookをカバンに入れて、そのまま持って帰ってきてしまったのです。クラウドで同期しているはずなのに、最後の手段が「人間が物理で運ぶ」だった、というのが我ながらおかしくて。
便利な仕組みほど、裏側では見えないところに小さなものが静かに溜まっていく。そしてどんなに賢いクラウドでも、人がカバンに入れて持ち歩く速さには勝てない瞬間が、まだあるんだなと思いました。次に同じことが起きないように、その「部品フォルダ」はそもそも同期の対象から外しておこうと思っています。
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