お金診断記事のテンプレ設計
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お金診断のコーナーには、投資・NISA・iDeCo・ふるさと納税など、何本もの記事を載せています。書き始めた頃は1本ずつ自由に書いていましたが、本数が増えるにつれて記事ごとの構成がバラついて、読みづらいことに気付き、テンプレートを作りました。
結論を先に書くと、テンプレートで決めたのは三つでした。「H2 見出しの数は8〜12個を目安にする」「冒頭3段落で結論」「必要に応じて表や図を入れる」。これだけでも、シリーズとしての一貫性が出ます。
ここでは、テンプレートの設計と運用での気付きを書きます。
なぜテンプレートが要るか
記事を書いていて思うのは、毎回ゼロから構成を考えるのが書き手のエネルギーを最も消耗する部分だということです。
導入の長さ、見出しの粒度、結論の場所、補足情報の入れどころ――これらを記事ごとに毎回判断していると、本題の中身に注ぐ集中力が削られます。
テンプレートを用意しておけば、構成の判断は最小限になり、内容そのものに集中できます。
H2 は8〜12個を目安にする
見出し(H2)の数は8〜12個くらいを目安にする、というのが最初に決めたルールです。
理由は二つあります。H2が少なすぎると内容が浅く見えやすく、逆に多すぎると一覧性が落ちて読み飛ばされやすくなります。8〜12個が、目次として一覧できる範囲と、内容の濃さのバランスがいい数でした。
具体的なH2構成のパターンも決めました。
- 概要(記事の趣旨と結論を冒頭3段落で)
- 制度や仕組みの基本
- 具体例または計算例
- 注意点・落とし穴
- 自分なりの判断軸
- 補足や関連トピックへの誘導
このパターンを使うと、どの記事も同じ流れで読める安心感が出ます。
冒頭3段落で結論を出す
お金関連の記事を検索する人は、急いで結論を知りたいケースが多いです。
冒頭3段落以内に「この記事で言いたいことの結論」を出すルールにしました。結論を最初に出した方が、続きを読むかどうかを利用者が判断しやすくなります。
「結論:○○です」とストレートに書く回もあれば、「結論を先に書くと、〜」という形で導入する回もあります。型は固定せずに、結論の中身を冒頭で提示する、という運用です。
必要に応じて図表を入れる
文字だけの記事は、どうしても読み飛ばしが多くなります。
ルールとして、数字や比較が出てくる記事では、H2のどこかに表や図を入れることにしました。たとえば「制度の基本」の章に料率の表、「具体例」の章に計算結果の表、といった形です。
凝った図表ではなく、HTMLの表で十分なことがほとんどです。「数字が並んでいる視覚情報」が一つあるだけで記事の読みやすさが変わるというのが、運用してみての実感でした。ただし、無理に表を入れるより、読者の理解に役立つときだけ入れるほうが自然だと思っています。
注意点の章を毎回置く
お金の話題は、「いいことばかり書いてある記事」だと逆に不安になります。
そこで、テンプレートには**「注意点・落とし穴」**の章を毎回入れるルールを設けました。制度の限界、ありがちな勘違い、適用条件の細かい縛りなど、利用者が自分で判断する材料を提示する場所です。
ここで重要なのが、強い断定表現を避けることです。お金関連は前提条件で結論が変わることが多いので、強い言いきりは記事の信頼性を下げることがあります。
制度・数値の確認欄を持つ
お金の記事では、制度や税率、上限額、手数料などの数字が出てきます。
ここは間違えると読者に迷惑がかかりやすいので、テンプレートの中に「確認が必要な項目」を入れるようにしました。たとえば、NISAの年間投資枠、iDeCoの掛金上限、税率、証券会社ごとの条件などです。
記事を書くときは、本文の見やすさだけでなく、「この数字は今も正しいか」「いつ時点の情報か」「公式情報で確認したか」を見るようにしています。制作記としては地味ですが、お金記事ではここがいちばん大事な下支えだと感じています。
関連記事への誘導
各記事の終盤には、関連記事へのリンクを置きます。
たとえばNISA の記事を読んでいる利用者は、iDeCo や投資信託の選び方にも興味を持っている可能性が高いです。「次に読むならこれ」を提示しておくと、シリーズとして回遊してもらいやすくなります。
ここで気を付けているのが、**「隣接トピックを1本の記事に詰め込まない」**ということ。NISAの記事の中で iDeCo を長々と解説すると、両方の内容が薄くなります。「→ iDeCo について別記事」のリンクだけにして、本文は対象トピックに集中させます。
文末の締めかた
締めの文を「いかがでしたか」「ぜひ試してみてください」のような定型にしない、というルールも入れています。
代わりに、記事の主題に応じて結びを変えます。問いかけで閉じる回、自分なりの判断で締める回、未来の予定で締める回。読み手にとって押し付けがましくない結びを目指しています。
テンプレートでも揃わない部分
テンプレートを使っても、記事ごとに揃わない部分はあります。
ひとつは文字数です。テーマによって書くべき量が変わるので、無理に揃える方が不自然です。最低限の長さ(2,000字程度)は確保しつつ、長くなりすぎないように必要十分なところで止める、という運用にしました。
もうひとつは口調です。基本は「ですます調」ですが、難しい話題ほど語尾が硬くなりがちです。固くなりすぎたら、語尾の長さや一段落の長さを意図的に変えて、ほぐすようにしています。
振り返り
テンプレート化したことで、1本書くのにかかる時間が体感で短くなりました。構成判断のエネルギーが減るので、その分本題に集中できます。
シリーズとしての一貫性も上がり、複数の記事を読み回ってもらいやすくなった感覚があります。
派手な工夫ではありませんが、「書きやすい型」を一度決めてしまうのは、長く運用する記事サイトにとって地味に効きます。
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