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リンク先は直っていたのに、画面に出ている文字だけ引っ越し前のままでした

公開: 2026-09-02 · #138 / 最終更新: 2026-09-02 個人開発失敗談サイト運営点検

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押せば飛ぶのに、文字は古いままでした

ツールごとに分けていた、読んでもらうページのURLをひとつにまとめたあと、リンクが切れていないかを機械で一巡させました。結果はエラーゼロ。少なくともリンク切れの点検では、異常はひとつも出ませんでした。ひと安心して、実際に公開されているページを自分の目でも見に行きました。

そこで固まりました。記事の下のほうにある、ツールへ誘うボタン。そのボタンに書かれている文字が、引っ越し前のURLのままだったのです。

押せば、ちゃんと新しいページに飛びます。飛び先は正しい。ただ、画面には古いURLが表示されている。読んだ人からすれば「まだそっちにあるのか」と受け取るはずの文字が、堂々と出ていました。数えたら52か所ありました。

機械は「飛び先」を見て、人は「文字」を読みます

原因は、考えてみればごく単純でした。

まとめて書き換えるとき、私が指示したのは「URLとして書かれているものを新しいURLにする」でした。リンクの飛び先はそれで全部直ります。でも、そのリンクの上に人間向けに書いてある文字は、URLではなくただの文章です。置換の対象になっていませんでした。

そして、リンク切れの点検も同じ穴を持っていました。点検が確かめるのは「押した先が生きているか」だけです。飛び先は正しいのだから、緑になって当然でした。

動くかどうかは機械が見てくれる。でも、書いてあることが正しいかどうかまでは、今回の点検は見ていませんでした。 頭では分かっていたつもりでしたが、実物を見るまで自分がその穴に落ちているとは思いませんでした。

直すべきは52か所ではなく、その手前でした

見つけた52か所を直すのは、機械にやってもらえばすぐです。ただ、直しながら引っかかりました。このボタンは、どこかで自動的に書き出されているのではないか。

たどってみると、案の定でした。ボタンを書き出している元の処理に、古いURLが文字として埋め込まれていました。表示だけ直しても、次にページを作り直したときに同じ文字がまた出てきます。

そこで、書き出している側の7か所も直しました。出てきたものを拭くだけでなく、こぼしている場所を止める。 当たり前のようでいて、急いでいるときほど前者だけで終わらせてしまいます。

直さなかったものもあります

同じように古いURLが残っている箇所は、他のサイトにもありました。ただ、そちらは中身を見て直さないと決めました。

残っていたのは、仕組みの中に書いてある覚え書きと、自分用の調査メモの中だけだったからです。利用者の画面には一切出てきません。読む人がいない文字を揃えることに時間を使うより、見える場所の間違いをゼロにするほうが先だと考えました。

「全部きれいに揃える」は気持ちいいのですが、個人でやっている以上、手は二本しかありません。利用者に見えるかどうかで線を引くと、やることが驚くほど減りました。

学び・工事のあとは、必ず自分の目で開きます

今回いちばん効いた行動は、点検がエラーゼロになったあとに、それでも本番を自分の目で開いたことでした。あれをやっていなかったら、私はいまも「移設は完璧に終わった」と思い込んでいたはずです。

点検が緑のまま壊れていた話は別の回にも書きましたが、あちらは点検に項目を足せば機械が拾えるようになる種類の見落としでした。今回は違います。ボタンに書いてある文字が、いまも正しいことを言っているか——これを判定する項目は、たぶん足せません。

リンクの点検は、押した先が生きているかまでは見てくれます。でも、その上に書いてある文字を読むのは、人だけです。工事のあとに実物を開く数分を、これからも省かないでおこうと思いました。


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