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小窓の中をスクロールしたら、後ろの画面まで一緒に動きました

公開: 2026-09-04 · #140 / 最終更新: 2026-09-04 個人開発失敗談画面の作りこども献立

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閉じたら、違う場所にいました

子ども向けの献立を作るツールでは、一週間の予定が縦に並びます。「この日のメニューを変えたい」と思ったら、その日を押すと候補が出る小窓が開きます。

候補は多いので、小窓の中はスクロールできます。指で下まで送って、良さそうなものを選んで、小窓を閉じる。ここまでは普通です。

ところが閉じてみると、さっきまで見ていた曜日が画面のどこにもありません。小窓の後ろにある元の画面が、いつの間にか下のほうまで送られていたのです。

小窓の中で終わらず、後ろへ抜けていました

原因は、小窓の中のスクロールが、そこで止まっていなかったことでした。

小窓の中身を下まで送りきると、その先の動きは後ろにある元の画面のほうへ流れます。指はずっと小窓の上で動かしているのに、動いているのは後ろの画面、という状態になります。しかも、後ろが動いていることは小窓に隠れて見えません。閉じた瞬間に、知らない場所に立っているわけです。

一度気づいてしまうと、これはかなり気持ちの悪い動きでした。私は後ろの画面を動かしたつもりがないのに、勝手に場所を移動させられているのと同じです。

前にも同じところで転んでいました

直し方は分かっていました。小窓を開いている間は、後ろの画面を動かないように固定してしまう。そして閉じたら元に戻す。それだけです。

分かっていた理由は単純で、前に別のツールで同じことをやっていたからです。あのときも、重ねて出した画面の裏側が動いてしまって、直した覚えがあります。

同じ落とし穴に二度落ちたわけですが、二度目はすぐに直せました。一度目は原因が分からず、しばらく画面の作りを疑って回り道をしました。同じ失敗を繰り返すのは格好悪いけれど、二度目の速さは一度目の遅さがあってこそなのだと、無理やり前向きに考えることにしました。

「重ねて出す画面」は、毎回この確認をします

この一件から、私の中に確認事項がひとつ増えました。何かを重ねて出す画面を作ったら、必ず中をスクロールしてから閉じてみる。

小窓や、下から出てくる引き出しのような画面は、いろいろなツールで作ります。作っているときは中身のほうに気を取られるので、「後ろがどうなっているか」は意識から外れます。しかも私が試すときは、たいてい中身を一つ選んですぐ閉じるので、下まで送りません。

利用者は、こちらが想定した以上に画面を触るものだと思います。 迷えば何度も往復しますし、候補が多ければ下まで送ります。作った本人がいちばん狭い範囲でしか触っていない、というのはよくある話で、今回もまさにそれでした。開発中は「動くかどうか」を確かめるために触るので、確かめたい部分だけを最短で触ってしまうのです。

ちなみに、この症状に気づけたのは、たまたま候補を最後まで送って選んだときでした。ふだんの私は上のほうから手早く選ぶので、端まで送ることがほとんど無く、その触り方だけでは、なかなか気づけなかったと思います。作った本人は、いちばん行儀よくツールを触ってしまう。 意識して「雑に、隅々まで」触る時間を取らないと、この手の問題は残り続けるのだと思います。


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