同じ列に並んでいた値段が、実は別のものを指していました
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1台だけ、明らかに高すぎました
チャイルドシートの比較表を眺めていて、引っかかりました。ある製品の値段だけ、同じような他の製品よりずっと高いのです。
高級な製品なのだろうか、と思って公式サイトを見に行きました。すると、私が表に載せていた値段が確かに書いてあります。間違ってはいません。ただ、同じページの別の場所に、それより大幅に安い値段も書いてありました。
どちらも正しい値段でした
よく読むと、からくりが分かりました。
安いほうは、本体だけの値段。高いほうは、本体と別売りの台座を合わせた値段でした。この製品は台座と組み合わせて使う作りで、公式サイトは両方の値段をきちんと案内していたのです。誤植でも間違いでもありません。両方とも正しい。
私は、そのうちの高いほう——台座込みの値段だけを表に載せていました。そして、隣に並んでいる他の製品は、本体だけの値段で載せていました。
つまり表としては、同じ列に「本体だけ」と「一式そろえたら」が混ざっていたことになります。この状態で高い安いを比べても、意味がありません。読んだ人に「この製品は高い」という誤った印象を与えかねません。
空欄より、こちらのほうが厄介でした
以前、この比較表では「公式サイトを探しても値段を見つけられない製品がある」という問題にぶつかったことがありました。あのときは空欄になるので、少なくとも分からないことは分かる状態でした。
今回はその逆で、きれいに数字が埋まっているのに意味が揃っていない。ぱっと見の完成度は高いぶん、こちらのほうがずっと気づきにくいと感じました。表は、埋まっているほど正しく見えます。空欄なら誰かが気づいて教えてくれるかもしれませんが、埋まっている間違いは静かに読まれていきます。
列の意味を決めて、注釈を足しました
直し方としては、値段を「本体の値段」に統一しました。そのうえで、台座が別に要る製品には、台座がいくらか、一式そろえるといくらかを注釈として添える形にしました。
比較のための数字は揃え、実際に買うときに要る情報は落とさない。表の作りとしては少し賑やかになりますが、ここは仕方ないと思っています。数字を1つに絞ると、本体で比べたい人か、実際に要る総額を知りたい人か、どちらかに不親切になるからです。
同時に、注釈を書ける場所を表の仕組みに足しました。同じようなことは他の製品でも起こりうるので、その都度どうにかするのではなく、最初から置き場所を用意しておくほうが早いと思ったからです。
学び・数字の前に、列の定義を決めます
今回の反省は、列に何を入れるかを決めないまま、数字を集め始めたことでした。
「値段」という列を作れば、値段を入れればいいと思ってしまいます。でも実際には、本体だけの値段、一式の値段、税込みか税抜きか、送料を含むか。同じ「値段」でも中身は何通りもあります。列の名前が同じでも、意味が同じとは限らない。
比較表というのは、数字を並べる作業ではなく、何と何を比べるかを決める作業なのだと、あらためて思いました。決めていないまま並べると、今回のように「正しい数字だけを使って、間違った印象を作る」ことになります。数字が正しいぶん、指摘もされにくいので厄介です。
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