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画面から部品をひとつ消したら、絞り込みのボタンが全部無反応になりました

公開: 2026-09-06 · #142 / 最終更新: 2026-09-06 個人開発失敗談ホテル検索画面の作り

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関係ないはずの絞り込みボタンが、全部反応しません

ホテル検索の画面から、使わなくなった部品をひとつ削除しました。表示を整えるだけの、ごく小さな作業のつもりでした。

そのあと画面を触っていて、様子がおかしいことに気づきました。絞り込みのボタンが、どれも反応しません。押しても何も起きない。しかも一つや二つではなく、複数ある絞り込みが全部です。

消したのは、絞り込みとは関係のない部品です。なぜそちらが死ぬのか、最初はまったく分かりませんでした。

準備の処理が、途中で止まっていました

原因は、画面を開いたときに走る準備の処理にありました。

この処理は、画面の部品をひとつずつ拾って、それぞれに「押されたらこう動く」という結び付けをしていきます。上から順番に、まとめて。

私が消した部品は、その並びの前のほうにありました。処理が「その部品を拾おう」としたとき、そこには何もありません。そこでつまずいて、その先の処理が全部走らなくなったわけです。つまずいた後ろに、絞り込みの結び付けが並んでいました。

言われてみれば単純な話です。ただ、画面を消した場所と、動かなくなった場所が離れているので、原因にたどり着くまでが遠回りでした。

「無いかもしれない」を前提に書き直しました

直し方は、つまずいた場所を直すだけでは不十分でした。同じことは他の部品でも起きるからです。

そこで、部品が見つからなかった場合でも、その先へ進める書き方に変えました。無ければ、その部品ぶんの結び付けを飛ばして次へ行く。この準備で扱う部品は、どれも同じ構えにしました。

もうひとつ入れたのが、準備の処理をひとまとめにしないことです。まとめて一列に書いてあると、どこか一箇所のつまずきが全体を巻き込みます。区切って、それぞれが別々に進む形にしておけば、一つのつまずきが他まで巻き込みにくくなります。

学び・「消す」がいちばん危ない作業でした

この一件で、自分の作業の見方が変わりました。

何かを足すときは、慎重になります。新しく書いたところが動くか、必ず確かめます。ところが消すときは、あまり確かめません。「使っていないものを消すだけ」だと思っているからです。

でも実際には、消した部品を、別の処理が当てにしていることがあります。しかも当てにしている側は、たいてい黙って壊れます。足すときは新しい場所が壊れ、消すときは知らない場所が壊れる。 後者のほうが、見つけるのはずっと大変でした。

以来、部品を消したときは、そのページを一通り触ってみるようにしました。消した場所ではなく、関係なさそうな場所を触るのがコツです。今回みたいなことは、たぶんまた起きるので。

それにしても、こういう壊れ方は見た目がいかにも普通なのが厄介です。ボタンは並んでいるし、押せるように見えるし、色も変わります。ただ何も起きない。壊れているのに、壊れている顔をしていない。 開いた人は「反応が悪いのかな」と思ってもう一度押し、それでも動かないので、たぶん黙って閉じます。何も言わずに去られるのがいちばん痛いので、こういう壊れ方こそ早く見つけたいと思いました。


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